電脳空間の戯言

私「餃子チェーンの社長が撃たれましたよね？北絡みって噂ありますけど、どない思います？」

頭「いや、身内の怨み違うか？道具が25口径やで？わしら業界で仲間に見せたら踏みつけ壊される玩具やんか。そら米軍の45口径位位やないと業界の人間は使わないから」


私「消音器使用したと報道にありましたよ？」


頭「手のひらに収まるチャカにそんな物つけられへんがな。業界の人間が使わない機種やから流れたんやろ？（柏手を打つ）この位の音やで車通ったら消える程度や。昔に東京に四丁程運んだけど足元のマットに収まり警官も判らないsizeと云えば判るよな」


私「では、犯人は消音器も使ってないと？」

頭「うん、行動は読めてるし、道具が業界の女房の護身用みたいな玩具やしな、きょうび旦那の仇打つような女もいないし素人に流れたんやろうな。道具が殺すには、不確実過ぎるわ。
ヒットマンなら絶対に使わない。俺が昔に撃たれた時でも38口径やったやん。ブラジルかフィリピン製やったから３発目に弾がスライドに挟まり相手が逃げたから助かったんけどな。最低で38口径使う。」


私「成る程…」


頭「職人は道具が命や。見せて脅すにも殺傷能力高い道具は必用やな。信頼度から云えば米国製が一番やな。確実や」


私「脅すより命奪うのが前提条件ですか？」


頭「生きてたら病院行ったり誰かバレたら具合悪いやろ？仕事はキッチリせなアカンがな。俺らは歴史的な大抗争したんやで」


私「山一抗争ですね？」


頭「抗争で25口径の道具が使われたと聞かないやろ？致命傷に普通ならないもん。手負いの相手に38口径や9ミリ弾で蜂の巣にされるがな。」


私「道具にこだわりますね」


頭「そりゃ当たり前やろ、日本刀相手に果物ナイフで戦う阿呆おらんやろ」


私「要は、25口径を一般的殺人には、使われないと…」


頭「昔に山の穴に放り込んで22口径６発撃ち込んだ相手に埋める為に砂をかけてたら起き上がり穴から這い出して走って逃げたからスコップで仕留めたって話もあるんや。業界の常識や…」


私「逆襲の可能性リスク高いなぁ」


頭「米国製45口径なら頭半分吹き飛ぶから安心感抜群や」


私「はぁ…」


と昨夜は、憶測と推理を楽しみました